車両保険は本当に必要か。
元ディーラー&元オペレーターが正直に答える
正直に言います。状況によっては、外していい。
ただし「こういうケースは後悔する」というパターンを、ディーラーとオペレーターの両方で見てきました。その話を含めて、正直に書きます。
外していいケース
ディーラー時代、こういうお客さんには外すことを提案していました。
- 年式が古い車(車検3回目以降・10年超えなど)
- 事故後で保険料が上がるとき(等級が下がるタイミング)
特に、事故後で等級が下がって保険料が上がるとき。真っ先に「車両保険、外しませんか?」と提案することがありました。
「外して安くして、新しい車を買わせるつもりだろ?」とお客さんに言われたことがあります。
「何で分かったんですか!はい、もちろんです。ここ車屋さんですから!」
笑いながら返していましたが、本音でもありました。古い車に高い車両保険を払い続けるより、その分を次の車の資金にした方がいいケースはある。それは正直な話です。
ルーフがボコンッとなった話
ただ、外すかどうかを迷っているお客さんには、必ずこの話をしていました。
台風のとき、外から飛んできた物がルーフ(屋根)に直撃しました。
ルーフの修理代は高い。ボーナスが飛びました。
「車両保険を外されるお客さんで一番気にされることが、台風で物が飛んできてルーフがボコンッとなったりだとか…という話です。これ、実は私がやられた話なんですけどね」
こう話すと、もう一度考えてくれる方が多かった。体験談というのは、カタログの説明より刺さります。
外して後悔するケース
オペレーター時代にも、「付けておけばよかった」という場面を見てきました。
新車を購入して、車両保険を付けなかったお客さんがいました。事故ではなく、自然災害が原因でした。
ゲリラ豪雨という言葉が使われ始めたころの話です。商業施設の地下駐車場に停めていた車が、浸水でまとめてダメになった。そのお客さんも被害に遭われました。
自然災害は誰も責められない。相手に請求することもできない。車両保険がなければ、全額自己負担になります。
- 台風・強風で飛来物が当たった(風災)
- ゲリラ豪雨・浸水で車がダメになった(水災)
- 当て逃げ・いたずらで傷がついた(一般条件の場合)
- 自損事故(ガードレールに当てたなど)
これらはすべて「自分は悪くない、または誰も悪くない」状況でも起きます。そして車両保険がなければ、全額自分で負担するしかありません。
「極論、車両保険はいらない」という本音
車両保険の必要性は、最終的には「車に傷がついたとき、他人からどう見られても気にしないか」という話だと思っています。
傷がついても「直さなくていい」「どう見られても構わない」という方は、車両保険がなくても困りません。傷が気になる、どうしても直したいという方は、車両保険を付けるか、自腹で直すかのどちらかです。
自分でそう言いながら、ルーフだけは気になっている。完全に一貫していないのは分かっています。それが正直なところです。
結局どう判断すればいいか
現場で見てきた感覚をまとめると、こうなります。
- 新車・購入して間もない車
- 台風・自然災害が多いエリアに住んでいる
- 屋外・青空駐車場に停めている
- 修理代を自腹で出すのが難しい
- 傷がつくと気になって仕方ない
いい
- 年式が古い・車の価値が下がってきた
- 傷がついても気にしない・直さなくていい
- 屋内駐車場で自然災害リスクが低い
- 事故後で等級が下がり保険料が上がるとき
まとめ
- 年式が古い車・事故後で保険料が上がるタイミングは、外すことを現場でも提案していた
- 台風・ゲリラ豪雨など自然災害は誰も責められない。車両保険がないと全額自己負担になる
- 「傷がついても気にしない人」は付けなくていい。「気になる人」は付けるか自腹で直すか
- 筆者自身は車両保険を付けていない。ただしルーフだけは痛い目に遭った経験がある
- 外すなら「何があっても全額自己負担」の覚悟を持った上で判断する
※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。
※ 本記事の内容は筆者のディーラー勤務・オペレーター勤務経験に基づくものです。車両保険の補償範囲・条件は保険会社によって異なります。詳細は各保険会社にご確認ください。
※ 特定の保険会社を批判する意図はありません。


コメント