鹿・タヌキなど動物との衝突事故で
車両保険は使える?16社の補償可否を確認
動物衝突と車両保険の基本
動物との衝突事故は「単独事故(自損事故)」として扱われます。一般型(車対車+A)に加入している場合、多くの保険会社で補償対象になりますが、会社によって「一般条件のみ補償」「飛来中・落下中の動物のみ」など条件が異なります。エコノミー型(車対車のみ)の場合は、ほとんどのケースで補償対象外です。
車両保険には複数の補償タイプがあります。
・一般条件(一般型):ほぼすべての偶発的な損害を補償(動物衝突・水害・落書き等を含む)
・車対車+A:相手車との衝突+一部の単独事故(当て逃げを含む)が対象
・エコノミー(車対車のみ):相手の車が特定できる衝突のみ
同じ「一般型」でも、保険会社によって動物衝突が「一般条件のみ対象」「車対車+Aでも対象」など扱いが異なります。
16社の動物衝突補償可否一覧
主要16社の動物衝突に対する補償可否を確認しました。各社の約款・公式情報をもとにしています。
| 判定 | 保険会社 |
|---|---|
| ○ 補償あり | 東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上・あいおいニッセイ同和・共栄火災・ソニー損保・三井ダイレクト・東京海上ダイレクト・セコム損保・全労済 |
| △ 条件あり | アクサダイレクト(飛来中・落下中の動物のみ対象) |
| × 一般条件のみ | チューリッヒ・SOMPOダイレクト・SBI損保・楽天損保・JA共済 |
「×(一般条件のみ)」の会社は、車対車+Aの条件では動物衝突が対象外ですが、「一般型」を選んでいれば補償されることがあります。自分の契約がどのタイプかを証券・約款で確認してください。不明な場合は保険会社に直接問い合わせるのが確実です。
一般型とエコノミー型での違い
ほぼすべての偶発的事故が対象のため、動物衝突も補償されます(一部の会社で条件あり)。保険料は高めですが補償範囲が広く、郊外・山間部を走ることが多い方に向いています。
動物衝突は原則として補償対象外です。エコノミー型は相手の車が特定できる場合の事故のみを対象としているため、動物・自損事故・当て逃げなどは補償されません。
自分に合った車両保険を選びましょう
事故後の対応手順
① 安全な場所に停車し、自分・同乗者の安全を確認する
② 事故状況・車の損傷を写真・動画で記録する(動物の姿・血痕なども含めて)
③ 警察に事故の届け出をする(物損事故として届け出ることで事故証明書が発行される)
④ 保険会社に連絡して補償の可否と手続き方法を確認する
動物との衝突でも道路交通法上の「交通事故」に該当します。警察への届け出なしでは事故証明書が取得できず、保険請求ができなくなる可能性があります。
使った場合の等級への影響
動物衝突で車両保険を使った場合、翌年の等級は1等級ダウンします。自分に過失がない損害(単独の自然事象への衝突)として扱われるため、3等級ダウンではなく1等級ダウンです。ただし「事故有係数」が3年間適用され、その間保険料が割高になります。
修理費が少額の場合は、保険を使わず自費で修理した方が長期的に得になるケースもあります。修理見積もりを取ってから使うかどうかを判断することをおすすめします。
- 動物衝突の補償は車両保険のタイプ(一般型・エコノミー型)と保険会社によって異なる
- 16社中10社が○、アクサは△(飛来・落下中のみ)、5社は一般条件のみ対象
- エコノミー型(車対車のみ)では原則として補償されない
- 事故後は安全確認→写真記録→警察届け出→保険会社連絡の順で対応
- 使うと1等級ダウン。修理費と等級ダウンの影響を比較して判断を
※ 本記事の16社比較は各社の約款・公式資料をもとに作成しています。補償内容の詳細は契約条件・加入時期によって異なります。必ず加入先の保険会社にご確認ください。
※ 2026年7月時点の情報をもとにしています。
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