20等級の壁
割引が増えないなら何を見直すべきか
20等級で割引が止まる理由
自動車保険のノンフリート等級制度は1等級から20等級まであり、20等級が上限です。無事故を続けて等級が上がっていくと割引率も上がっていきますが、20等級に到達するとそこで割引率は固定されます。
- ・ 新規契約は6等級からスタート(一定条件で7等級スタートもある)
- ・ 無事故1年につき1等級アップ
- ・ 20等級が上限。それ以上は等級が上がらない
- ・ 20等級の割引率は契約形態(前契約期間1年か継続か等)によって会社ごとに細部が異なる
一般的な損害保険会社の等級制度では20等級が上限です。ただし全労済(マイカー共済)は例外で、22等級まで存在します。制度の細部は会社によって異なるため、自分が加入している会社の上限を確認しておくことが重要です。
全労済のマイカー共済は21・22等級が存在しますが、割引率自体は20等級時点で最大に達しており、21・22等級になっても割引率は増えません。21・22等級の役割は「事故を起こした際のクッション」です。22等級で3等級ダウン事故が起きても19等級に留まり、20等級より下がりにくい仕組みになっています。
つまり一般的な損害保険会社では、20等級に到達して以降は何年無事故を続けても等級・割引はそれ以上増えません。全労済も割引率としては同様に20等級で頭打ちになりますが、等級表示上のクッションがある点が異なります。
ゴールド免許割引・継続契約割引などは等級とは別の割引制度です。20等級に到達した後、保険料がそれでも変動するのは等級以外の要因(年齢・車種・改定など)によるものです。等級は上限に達したら固定される、という点を理解しておくことが重要です。
20等級到達後に見直すべき4つのポイント
等級が上がらなくなったら、保険料を抑えるための見直し先は等級以外の部分に移ります。
| 見直しポイント | 内容 |
|---|---|
| ① 運転者限定・年齢条件 | 家族構成が変わった(子どもが独立した等)場合、限定の範囲を絞れないか確認する |
| ② 車両保険の型・保険金額 | 車の時価額が下がっていれば、一般型→エコノミー型、または車両保険の見直しを検討する |
| ③ 重複している特約 | 個人賠償責任特約・弁護士費用特約などが他の保険と重複していないか確認する |
| ④ 保険会社の比較 | 同じ等級・条件でも会社によって保険料が異なる。複数社で見積もりを比較する |
車両保険の型・保険金額の見直しは年々の時価額の低下に合わせて行う価値があります。また、20等級はどの保険会社でも引き継げるため、保険会社の比較は等級を失うリスクなしで行えます。
無事故が続いていても保険料が上がることがある
20等級で割引率が固定されていても、保険料そのものが上がることはあります。等級以外の要因が保険料に影響するためです。
- ・ 年齢条件の変化:年齢が上がることで適用される年齢条件の区分が変わる場合がある
- ・ 型式別料率クラスの変更:車種の事故実績に応じて毎年見直される
- ・ 保険会社全体の料率改定:自然災害の増加等を背景に、業界全体で値上げが行われることがある
- ・ 車両保険金額の設定変更:車を買い替えた場合など
「無事故なのに保険料が上がった」と感じたら、等級以外のどの要因が動いたのかを確認することが先決です。更新時の見積もり内訳を見れば、どの項目が変わったか分かります。
今すぐ確認すべきこと
- 現在の等級:保険証券またはマイページで20等級に達しているか確認する
- 運転者限定・年齢条件・車両保険の型:家族構成・車の使い方に合っているか見直す
- 他社の見積もり:20等級を引き継いだ状態で複数社の保険料を比較する
他社の保険料を1分で確認しませんか
- ノンフリート等級は一般的な損害保険会社では20等級が上限。それ以上は無事故を続けても割引率は増えません
- 全労済(マイカー共済)は例外で22等級まで存在しますが、割引率は20等級で最大に達しており、21・22等級は事故時のクッション的な役割です
- 20等級到達後の見直し先は運転者限定・年齢条件、車両保険の型・保険金額、重複特約、保険会社の比較の4点です
- 無事故でも保険料が上がる場合があります。年齢条件・型式別料率クラス・業界全体の改定など等級以外の要因を確認してください
- 20等級はどの保険会社でも引き継げるため、保険会社の比較は等級を失うリスクなしで行えます
※ 本記事の内容は筆者の業界経験および各社公式サイト・約款をもとに作成しています。各社の制度・条件は変更される場合があります。必ず直接各社に確認してください。
※ 2026年6月時点の情報をもとにしています。
※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。


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