車が盗難に遭ったら車両保険で出る金額は?
手続きの順番と注意点を解説
盗難は車両保険の補償対象
車の盗難は、一般型・エコノミー型(車対車のみ)を問わず、車両保険の補償対象です。エコノミー型は自損事故や当て逃げが補償されない一方で、盗難・いたずら・台風などの自然災害は補償されます。
車本体が盗まれた場合は車両保険の対象ですが、車内の荷物(カバン・財布など)が盗まれた場合は車両保険の対象外です。車内の所持品は「車両搭載品」として別途特約(携行品特約など)がなければ補償されません。また、タイヤ・ホイールなどのパーツ盗難については、保険会社によって補償の可否が異なります。
支払われる保険金の金額
盗難で支払われる保険金は、「車両保険の保険金額(協定保険価額)」または「車の時価額」のいずれか低い方が基本です。
時価額とは「同じ年式・グレード・走行距離の車を中古市場で購入した場合の価格」です。購入時の価格や残ローン額とは異なります。年式が古い車ほど時価額は低くなり、保険金が少額になるケースがあります。保険金額の設定が時価額より高くても、支払いは時価額が上限となります。
車両保険に免責金額が設定されている場合、支払われる保険金は「時価額 − 免責金額」になります。例えば時価額100万円・免責5万円なら95万円の支払いとなります。
盗難発覚時の対応手順
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1警察に被害届を出す(最優先) 盗難に気づいたらすぐに110番または最寄りの警察署へ。被害届を出さないと「盗難証明書」が発行されず、保険金請求ができません。
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2保険会社に連絡する 警察への届け出後、加入している保険会社に電話で連絡します。対応可能な時間帯・必要書類を確認してください。
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3必要書類を準備する 一般的に必要なもの:①盗難証明書(警察発行)②車検証のコピー ③運転免許証 ④スペアキー(全本数)⑤車のカタログ・購入時の資料(時価額算出に使用)
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4保険会社の調査に応じる 保険会社は盗難の状況・経緯を確認する調査を行います。スペアキーの本数確認や、駐車場の状況確認が行われることがあります。
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5一定期間後に保険金が支払われる 調査完了後、保険金が振り込まれます。調査期間は数週間〜1ヶ月程度かかることがあります。
保険会社はスペアキーの本数を確認します。スペアキーを紛失している・本数が合わないと、管理不備とみなされ保険金が減額または不支払いになることがあります。スペアキーは普段から安全な場所に保管してください。
保険料も一括で比較できます
保険金が出ないケース・減額されるケース
・被害届を出していない(盗難証明書がないと請求不可)
・契約者・家族による持ち去り(保険詐欺として扱われる)
・鍵をつけたまま・エンジンをかけたまま離れた(管理義務違反とみなされる場合がある)
・スペアキーの本数が合わない(管理不備として減額・不払いの可能性)
盗難で保険を使うと等級はどうなる
盗難で車両保険を使った場合、翌年の等級は1等級ダウンします。「自分に過失がない損害」に分類されるため、3等級ダウンではなく1等級ダウンの扱いになります。それでも翌年から3年間は「事故有係数」が適用され、保険料が割高になります。
- 盗難は一般型・エコノミー型ともに車両保険の補償対象
- 支払われる金額は「時価額(同車種の中古市場価格)」が基準。購入価格ではない
- 発覚したらまず警察に被害届。届け出なしでは保険金請求ができない
- スペアキーの本数が合わないと減額・不払いのリスクがある
- 使うと1等級ダウン。事故有係数が3年間適用される
※ 本記事の内容は各社の約款・公式資料をもとに作成しています。補償内容・手続きの詳細は保険会社によって異なります。必ず加入先の保険会社にご確認ください。
※ 2026年7月時点の情報をもとにしています。
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