ロードサービスは保険会社で差が出る
16社の無料範囲を個別比較
16社のロードサービス比較表
まずは16社の「事故・故障時にレッカーを呼んだ場合、どこまで無料で運んでもらえるか」を比較します。多くの会社は「契約者が指定する修理工場まで」の距離に上限があり、保険会社が提携する工場(ディーラーや特定の修理工場ネットワーク)まで運ぶ場合は距離無制限となるのが一般的です。カッコ内が提携工場まで運ぶ場合の扱いです。
| 保険会社 | 自己指定工場までの無料距離(提携工場までの扱い) | 特色・差別化ポイント |
|---|---|---|
| 東京海上日動 | 約100km(提携工場は距離無制限) | 大手の中でも無料距離が広め。提携ネットワークが全国に多い |
| 損保ジャパン | 約100km(提携工場は距離無制限) | ロードアシスタンスサービスが標準装備で範囲が広い |
| 三井住友海上 | 約100km(提携工場は距離無制限) | 大手3社はほぼ同水準。深夜・早朝対応も充実 |
| あいおいニッセイ同和 | 約100km(提携工場は距離無制限) | トヨタ系ディーラーとの連携が強く、提携工場が見つけやすい |
| 共栄火災 | 約50km | 代理店型の中では距離が短め。利用前に確認推奨 |
| ソニー損保 | 約60km | 宿泊・帰宅費用が上限なしの実費補償(他社は上限あり) |
| アクサダイレクト | 約150km | 16社中もっとも長い無料距離。ペットの宿泊費用も補償対象 |
| 東京海上ダイレクト | 約100km(提携工場は距離無制限) | 東京海上日動と同等のロードサービス網を利用できる |
| 楽天損保 | 約50km | ダイレクト型の中では標準的な距離。アプリでの手配に対応 |
| 三井ダイレクト | 約50km | 三井住友海上グループのネットワークを活用できる |
| SBI損保 | 約50km | 16社中では標準的だが、アクサ(150km)と比べると差が大きい |
| チューリッヒ | 約50km | 旅行のキャンセル費用を補償するメニューがある |
| SOMPOダイレクト | 約50km | 損保ジャパングループのネットワークを利用できる |
| JA共済 | 約30km(JAF会員はJAFの基準まで距離が拡大) | ガソリン無料配達が共済期間中2回(他社は1回が標準) |
| セコム損保 | 約50km | セキュリティ会社系列。事故現場への駆けつけ対応に特色 |
| 全労済(こくみん共済 coop) | 約30km | 共済系の中では距離が短め。利用範囲を要確認 |
上記の距離・回数は各社の公式情報をもとにした目安です。同じ会社でも契約年度やプランによって条件が変わることがあります。実際に利用する前に、契約中の保険会社・代理店に必ず確認してください。
レッカー無料距離の差は最大3倍
表のとおり、自己指定工場までの無料距離はSBI損保などの約50kmに対して、アクサダイレクトは約150kmと、最大で3倍の差があります。
多くの会社では、「いつもお世話になっている近所の修理工場(自己指定工場)」まで運ぶ場合は距離に上限があり、「保険会社が提携している工場・ディーラー」まで運ぶ場合は距離無制限になります。山間部や旅行先で故障した場合、近くに提携工場がないと、自己指定工場までの距離制限がそのまま効いてくることになります。普段使っている修理工場までの距離が、自分の契約の無料距離内に収まっているかを一度確認しておくと安心です。
ガソリン配達・特別費用にも差がある
レッカー以外にも、ガソリン切れ時の無料配達や、事故・故障で帰宅・宿泊が必要になった場合の「特別費用」にも会社ごとの差があります。
多くの会社では特別費用に上限額(目安として1事故あたり10万〜15万円程度)が設定されていますが、ソニー損保は上限を設けず実費で補償するなど、会社によって考え方が異なります。長距離の旅行や帰省で車を使う頻度が高い方は、この上限の有無・金額もチェックポイントになります。
JA共済・ソニー損保・アクサの独自サービス
比較表の中で、特に他社にない特徴を持つ3社を紹介します。
JA共済は自己指定工場までの無料距離が約30kmと16社の中では短めですが、JAFの会員であれば、JAFの基準に沿って距離が拡大されるという独自の連携があります。またガソリンの無料配達が共済期間中に2回まで利用できる点も、1回が標準の他社と比べて手厚い部分です。
事故や故障で車が使えなくなり、自宅に戻るための交通費・宿泊費が必要になった場合、多くの会社は補償額に上限を設けています。ソニー損保はこの特別費用を上限なしの実費で補償するため、遠方への旅行中にトラブルが起きた場合の安心感が大きい設計です。
アクサダイレクトは自己指定工場までの無料距離が約150kmと16社で最長です。さらに、事故・故障でペットの宿泊が必要になった場合の費用も補償対象に含まれており、ペットを連れて遠出することが多い方には他社にないメリットになります。
現場で見た「ロードサービスで助かった」「足りなかった」ケース
オペレーター時代、「山道でバッテリーが上がった」「キーを車内に閉じ込めた」というロードサービスの利用連絡は珍しくありませんでした。多くの方は無料範囲内で対応が完了し、特に問題になることはありません。
一方で、旅行先の山間部で故障し、近くに提携工場がなかったため自己指定工場(自宅近くの工場)まで運ぶ必要があり、無料距離をオーバーして超過分が自己負担になったというケースもありました。本人は「ロードサービスは無料だと思っていた」と驚いていましたが、契約内容を確認すると無料距離の上限を超えていたためでした。
普段使っている修理工場までの距離と、契約しているロードサービスの無料距離を一度確認しておくだけで、こうした想定外の自己負担を避けられます。
複数社の補償内容と保険料を1分で比較できます
- ロードサービスの無料距離は会社によって最大3倍の差がある(約50km〜150km)
- 「自己指定工場までの距離」と「提携工場まで(距離無制限が多い)」は扱いが違う
- アクサダイレクトは無料距離が最長(約150km)+ペット宿泊費も対象
- ソニー損保は特別費用(宿泊・帰宅費用)が上限なしの実費補償
- JA共済はJAF会員なら距離が拡大され、ガソリン無料配達も年2回利用できる
- 普段使う修理工場までの距離が、自分の契約の無料範囲内に収まっているか一度確認を
※ 本記事の内容は筆者の業界経験および各社公式サイト・約款をもとに作成しています。各社の補償内容・条件は変更される場合があります。必ず直接各社に確認してください。
※ 2026年6月時点の情報をもとにしています。
※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。


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